最近、話題になっている「カッサータ」。
イタリアにあるシチリア島発祥のアイスケーキです。
正式名称は「カッサータ・シチリアーナ」といいます。
材料や形状にはさまざまなバリエーションがありますが、本場・イタリアではリコッタチーズなどで作ったクリームに刻んだドライフルーツやナッツ、チョコレートなどを混ぜ込み、冷やし固めて作ります。
今回は、シチリアで生まれたカッサータ誕生について、そして、自宅でも簡単に作れるカッサータのレシピをご紹介します。
目 次
イタリアで生まれたアイスケーキ「カッサータ・シチリアーナ」とは?
「カッサータ」は、シチリア島発祥のアイスケーキ。
イタリアでは伝統的なお菓子のひとつです。
材料はさまざまですが、イタリアではリコッタチーズをメインに使用しています。
ちなみに、リコッタチーズは南イタリアで作られる乳清チーズ。
“再び(ri)煮た(cotta)”という意味のとおり、チーズの生成過程で生じたホエーを再加熱して作っています。
乳脂肪分が少なく、ヘルシーなチーズです。
カッサータは型に流して冷凍したものを、お好みの厚さにスライスして食べます。
美味しいだけでなく、好きなタイミングに、好きな溶け具合で食べられるのも魅力です。
また、見た目の美しさも映えるとSNSで話題になっています。
カッサータの生まれ故郷、シチリア島はどんなところ?
カッサータの故郷であるシチリア島についての情報と、生まれた背景をちょっとご紹介します。
シチリア島の歴史
カッサータが生まれたシチリア島は、全域がイタリア共和国のシチリア州に含まれます。
古代ギリシャの繁栄の跡が今も色濃く残る島です。
地中海のほぼ中央に位置することから、古代からさまざまな勢力が覇権を競い合った土地。
シチリアの州都で独自の国際色豊かな文化を生み出した中世シチリア王国の古都「パレルモ」や、古代ギリシャ遺跡と海の景観が美しい「タオルミーナ」などは、観光地として人気があります。
そんなシチリア島ですが、東からはギリシャの文化が、西からはアラビアの文化がやってくる合流地となり、古くからさまざまな文化が混じり合う場所でした。
カッサータの歴史
今、私たちが「カッサータ」と呼んでいるものは、イタリアで最初に作られたカッサータの原型とはずいぶんと異なるようです。
シチリア島西海岸「マッザーラデルヴァッロ」の修道院には、1575年の復活祭期間にカッサータが作られていたという記述が残っています。
原型は「クワッサットゥ」という、リコッタチーズにハチミツを混ぜてボウルで保存した食べ物だったとか・・・。
当時の名残で、カッサータは今でもシチリアの復活祭に欠かせないものになっているそうです。
その後、カッサータは世界各地に広まり、その土地に合うような形へと変化していきました。
中にフルーツだけでなくナッツ類が入るようになったのは、シチリアがアラビアの一部だった時代に、アラビア人が輸出していたアーモンドを加えたことが始まりといわれています。
クランベリーやラズベリーなどの酸味や、レモンピールなどの苦み、アーモンドやピスタチオの香ばしさなど、食べる箇所によってさまざまな変化が感じられ、食べ進めるにつれて新たな発見や楽しみがあるのもカッサータの魅力ですね。
魅惑のアイスケーキ「カッサータ」の簡単レシピ
華やかな見た目に反して、カッサータは意外に簡単に作れます。
イタリアではリコッタチーズを使ってカッサータを作りますが、日本ではリコッタチーズは手に入りにくいかもしれません。
クリームチーズやカッテージチーズなどさまざまなチーズでも作れるので、気軽にチャレンジしてみましょう。
クリームの中に入れる具材をお好みのものに変えたり、フルーツなどを添えて盛り付けたりとアレンジも楽しいですね。
今回は、リコッタチーズ以外で作るカッサータ2種類の作り方をご紹介します。
コクのあるクリームチーズを使う方法
同じチーズでも、クリームチーズなら手に入りやすいのではないでしょうか。
クリームチーズを使うことで、コクのあるカッサータに仕上がります。
材料
- クリームチーズ 200g
- 牛乳 大さじ4
- 砂糖 40g
作り方
- ①クリームチーズを室温に戻す。
- ②①に牛乳と砂糖を加えてよく混ぜ合わせる。
さっぱりとした水切りヨーグルトを使う方法
水切りヨーグルトを使うと、酸味が程よくさっぱりとした風味のカッサータに仕上がります。
材料
- 水切りをしたプレーンヨーグルト 200g
- グラニュー糖 80g
作り方
- ①ざるを利用して一晩かけて水切りヨーグルトを作る。
- ②①にグラニュー糖を加えてよく混ぜ合わせる。
カッサータの仕上げ(共通レシピ)
- ①ナッツやドライフルーツは適宜に細かくする。
- ②作っておいたクリームをボウルに入れ、①を加えてよく混ぜる。
- ③薄くサラダ油(分量外)を塗ってラップを貼り付けるように敷いた型に②を流し、冷凍庫で固める。
砂糖の量などはお好みで調整してください。
食べるときは型のままお湯に数秒浸けてラップごと型からはずしましょう。
ラップをはずしてから、温めた包丁でぐっと押すようにするときれいに切れます。
おすすめの材料
ジャージーブラウンのヨーグルトを使って、ヨーグルトカッサータにチャレンジしてみませんか?
ジャージーブラウンのヨーグルトは、「髙田牧場」で育てられたジャージー種の牛から絞られる新鮮なジャージー牛乳を使用。
そこに、十勝由来の乳酸菌「十勝ミルク乳酸菌TM96」を加えて作っています。
ジャージー牛乳の乳脂肪分は5%前後。
そのため、濃厚な味わいとコクがあり、クリーミーでほんのりと甘いのが特長です。しかも、タンパク質やビタミン、カルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。
解凍時間によって食感が変化するカッサータ
カッサータは、解凍時間によって味わいや食感が変化する不思議な食べ物です。
ぜひ、さまざまな解凍時間で食べ比べてみてください。
◆解凍時間 約5分
外側は柔らかくふわっとした感じ、内側はしゃりっとして、ふたつの食感が楽しめます。
◆解凍時間 約15分
ふんわりとしながら、アイスの食感も楽しめます。
◆解凍時間 約30分
しっとりとしたレアチーズケーキのような感じになり、口溶けがとても滑らかになります。
中のドライフルーツの酸味やナッツの香ばしさもゆっくりと感じられます。
関連ページ:ヨーグルトでカッサータを作ろう!人気のイタリアアイスケーキ簡単レシピ
十勝ジャージーカッサータは希少なゴールデンミルクを使用
「ゴールデンミルク」をご存知ですか?
ゴールデンミルクとは、日本では飼育頭数が少ないジャージー乳牛から搾られたミルクです。
乳牛としてよく耳にするホルスタイン種のミルクに比べ、脂質やたんぱく質、ミネラル、ビタミンなどが豊富に含まれる栄養価の高い濃厚な牛乳。
この栄養価の高さと、搾りたてのジャージーミルクは淡い金色を帯びた美しい色をしていることから、「ゴールデンミルク」と呼ばれています。
ジャージーブラウンの牛乳も、のびのび育った健康なジャージー牛から搾られる濃厚で貴重なゴールデンミルクです。
ジャージーブランでは、この濃厚な味わいが特徴のジャージー牛乳をオンラインで販売しています。
高田牧場で愛情いっぱいに育てられたジャージー牛の牛乳は、味・品質ともに最高級品。
ぜひ一度お試しください。
「北のハイグレード商品2022」に選ばれています!
ジャージーブラウンオリジナルの十勝ジャージーカッサータが、「北のハイグレード食品2022」の称号を頂きました!
一流シェフや大手百貨店のカリスマバイヤーなど、食分野の第一人者が務める「食のサポーター」たちが選ぶ「北のハイグレード食品」。
厳しい選考を経て、道産食品のトップランナーとして評価されました。
十勝ジャージーカッサータが「北のハイグレード食品2022」で食のプロに認められました!
ジャージーブラウンのカッサータは、Instagramでも人気
「ジャージーブラウン」はInstagramもございます!
ジャージーブラウンの商品の紹介や、各地で開催される北海道物産展などのイベント情報などを紹介しています。
アンバサダーによる十勝ジャージーカッサータの新しい食べ方も参考になりますよ。
ジャージーブラウンのカッサータを食べてみたよ!という方は、ぜひハッシュタグ#ジャージーブラウンや#jerseybrownで感想を聞かせてください。
お待ちしています。
シチリア島のアイスケーキ「カッサータ・シチリアーナ」を楽しんで
今回は、イタリア・シチリア島発祥の「カッサータ」の歴史に触れ、古くから愛されてきた人気のヒミツ、おうちで簡単に作るレシピもご紹介しました。
これから暖かくなる季節、冷凍庫にカッサータがあると、好きなタイミングでインスタ映えするデザートを楽しめますね。
ジャージーブラウンでは、カッサータのほかにも濃厚でコクのある十勝産のジャージー牛乳を使ったジャージーヨーグルトやアイスクリーム、クレマ・カタラーナなど、こだわりの商品が多数あります。
毎朝ジャージー牛乳を飲んでから出社している、大の乳製品好き。 料理が得意で、ジャージーブラウン商品を使ったレシピを日々考えています。 私のおすすめ商品は、十勝ジャージーミルキーアイスクリーム。