最近SNSやコンビニでも人気の、イタリア生まれの冷たいスイーツ、カッサータ。
同じくイタリア発祥で人気のアイススイーツに、セミフレッドがあります。
カッサータとセミフレッドは、どちらもイタリアの冷たいお菓子な上に見た目も似ていて、どんなふうに違うの? と疑問を感じている方も多いかもしれませんね。
この記事では、カッサータとセミフレッドの違いを説明しながら、それぞれのレシピもご紹介します。
まずはカッサータについて見ていきましょう。
種類の多さなら、カッサータ
イタリアはシチリア島生まれのカッサータですが、実はとても種類が豊富。
本場イタリアでは、チョコレート入りのリコッタチーズをマジパンで囲み、砂糖漬けフルーツで飾り付けたものをカッサータと呼んでいます。
その他、チョコチップ入りのリコッタチーズをクッキー状の生地で挟んで焼いたものなど、カッサータの種類はバリエーション豊か。
日本のカッサータは型に入れて冷やし固めるチーズのアイスケーキですが、これも解凍の度合いに応じて楽しみ方もさまざまです。
アイスクリームのようにさっぱり味わうこともできれば、レアチーズケーキのように濃厚な舌触りを味わうこともできるのが、カッサータの大きな特徴のひとつ。
カッサータのさまざまなバリエーションや味わい方については、以下の関連記事に詳しい情報があります。
関連記事:1度で3通り楽しめる! カッサータ人気の秘密とは? 映える簡単レシピもご紹介
カッサータの作り方
カッサータの見た目はとても華やかで、家庭で作るのが難しそうに見えます。
しかし、実際はそれほどでもありません。
本場イタリアでは白いクリームの部分をリコッタチーズで作りますが、日本ではリコッタチーズが手に入りにくいので、お好みの乳製品で代用しましょう。
クリームチーズ、マスカルポーネチーズ、水切りヨーグルト、アイスクリーム、生クリームなどからお好きな組み合わせで作ることができます。
チーズや生クリームなど乳脂肪の高いもので作ると、濃厚で風味豊かな仕上がりに。
ヨーグルトを多めに使うとさっぱりとした口当たりで、カロリーダウンにもなります。
中に入れるナッツやドライフルーツはお好みですが、ヨーグルトの酸味とオレンジピールのような柑橘系の相性は抜群でおすすめです。
- ①室温で柔らかくしたチーズ類もしくは水切りヨーグルトなどの乳製品に、グラニュー糖を加えてよく混ぜ合わせます。
(生クリームを加える場合は、別にグラニュー糖と混ぜ合わせて7分立てにしておきます)
- ②①に、細かくしたナッツやドライフルーツを混ぜ合わせます。
(生クリームを加える場合は、その前に①と7分立ての生クリームを先にふんわりと混ぜ合わせておきます)
- ③型に薄く油を塗ってラップを敷き詰め、②を流し込んで冷凍庫で一晩冷やし固めます。
(型の底にスポンジを敷き詰めてから生地を流すと、ボリュームが出て食べ応えもアップします)
思ったよりシンプルな方法で作れると知って、驚いた方もいるのではないでしょうか。
より詳細なレシピは、それぞれ以下にまとめていますので参考になさってくださいね。
関連記事:クリームチーズを使ったカッサータのレシピでイタリアアイスケーキを楽しもう
関連記事:ヨーグルトでカッサータを作ろう! 人気のイタリアアイスケーキ簡単レシピ
なお、「シンプルな方法とはいえ、自分で材料を揃えて作るのは大変だし時間もない…」という方は、ぜひ気軽にお取り寄せでお楽しみください。
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レアチーズのような軽い食感なら、セミフレッド
一方、セミフレッドにはどのような特徴があるのでしょうか。
イタリア語で「セミ(semi)=半分」「フレッド(freddo)=冷たい」という意味のこのスイーツ、その名前のとおり半解凍の状態で食べるのがおすすめ。
生クリームを泡立ててたっぷりと空気を含ませ、それを冷やし固めて、凍った状態でいただくスイーツです。
卵黄と卵白を分けてそれぞれ泡立ててから加えるもの、卵白のみを泡立てて加えるもの、卵を使わず生クリームのみで作るものなどさまざまなレシピがあります。
いずれも空気をたっぷり含ませて作るのがポイント。
その分、舌でふわっととろけるような軽い食感が特徴です。
アーモンドやピスタチオなどのパウダーでコクをだしたり、カッサータのように刻んだナッツやフルーツで食感を楽しんだたりするのもおすすめです。季節のジャムなどを添えれてもおしゃれですよ。
まずは基本の作り方を見ていきましょう。
セミフレッドの作り方
セミフレッドはカッサータより手軽、かつスーパーにある材料だけで作れるのがポイント。
生クリームが余った時に作るのもおすすめです。
全卵を使うとより滑らかな口当たりに、卵白のメレンゲのみだとよりふわっとした口当たりになりますよ。
- ①生クリーム200グラムに粉砂糖20グラムを加え、しっかり泡立てます。
(卵を使う場合は、2個をそれぞれ卵黄と卵白に分け、卵黄には大さじ1、卵白には大さじ2の砂糖を加えしっかり泡立てます)
- ②チョコチップ、ナッツ、ドライフルーツやジャム、砕いたビスケットなどお好みの具材60グラムを混ぜ合わせます。
(卵を使う場合は、ここで卵黄と卵白も加えてさっくりと混ぜ合わせます)
- ③型やタッパー等にラップを敷き、生地を平らに流し入れて冷凍します。
空気が多く入っているので、型から出すとすぐに溶け出します。
滑らかな口当たりをお楽しみくださいね。
カッサータ好きはハマるかも? クレマ・カタラーナもぜひ食べてみて!
カッサータ、セミフレッドと並んで注目のスイーツ「クレマ・カタラーナ」。
こちらはスペイン伝統の、カスタードを冷やし固めて作ったスイーツです。
カッサータでアイススイーツにハマった人には、こちらもおすすめ!
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毎朝ジャージー牛乳を飲んでから出社している、大の乳製品好き。 料理が得意で、ジャージーブラウン商品を使ったレシピを日々考えています。 私のおすすめ商品は、十勝ジャージーミルキーアイスクリーム。