ジャージー牛乳の魅力 スーパーで市販されている牛乳とは何が違う?

       
           

毎日の栄養補給に欠かせない食品、牛乳。
ただ飲むだけではなく、お料理やスイーツ作りなどにもよく使いますよね。
そんな身近な食品だからこそ、お手軽にスーパーで買うことも多いはず。
ですが、たまには少し奮発して、いつもの牛乳より身体にいいものを選んでみませんか?
お値段なりの理由があるからです。

今回の記事では、スーパーで市販されている牛乳と比較して、お値段も栄養価も高いといわれるジャージー牛乳の魅力について、一覧できるようまとめました。
明日からの毎日の牛乳を選ぶ目も、少し変わってくるかもしれませんね。

スーパーで販売されている牛乳のほとんどは、高温殺菌牛乳

スーパーで販売されている牛乳のほとんどは、高温殺菌牛乳

牛乳の殺菌方法について、気にしたことはありますか?
牛乳の殺菌方法には大きく5つに分けられるといいますが、スーパーで販売されている牛乳の9割以上が、「超高温瞬間殺菌」という方法で殺菌されています。
これはその名のとおり、130度という超高温で2秒間殺菌する方法が主流。
メーカーによって120〜150度、また1〜3秒まで幅がありますが、高い温度によって一瞬で殺菌するという点では同じです。

それに比べて、「低温殺菌」という方法もあります。
これも名前のとおり、「低温で時間をかけて殺菌する」という手法です。
おおむね65度前後で30分程度の殺菌を行うことが多いようです。

高温殺菌牛乳も、低温殺菌牛乳も、栄養価自体はほとんど変わりません。
異なるのは、味や舌触り、そして賞味期限。
では、なぜこれらに違いがでるのでしょうか。

味や舌触りが異なる理由

まず、味や舌触りが、なぜ異なるのでしょうか。
実は高温殺菌だと、牛乳に含まれるタンパク質の熱変性が起こりやすくなります。
低温殺菌だとその熱変性が起こりにくいため、生乳に近いさらっとした舌触りと味わいが楽しめるというわけです。

賞味期限が異なる理由

高温殺菌と低温殺菌で賞味期限が異なる理由は、その殺菌力にあります。
高温殺菌のほうが殺菌力が高いため、結果的に賞味期限が長くなるのです。
たとえば、高温殺菌牛乳だと出荷時点での賞味期限が12日程度あります。
一方、低温殺菌牛乳ではその賞味期限は6日程度。

出荷時点でのこの差は大きいですよね。
賞味期限の差というこの大きな理由により、スーパーに並ぶパック入り牛乳の9割以上が高温殺菌牛乳になるという背景もおわかりいただけることでしょう。

100mlあたり130円のジャージー牛乳、100mlあたり16円のホルスタイン種の牛乳

100mlあたり130円のジャージー牛乳、100mlあたり16円のホルスタイン種の牛乳

スーパーで買うことができる市販の牛乳と、高級感あるジャージー牛乳の値段の差はどれくらいあるのでしょうか。
100ml換算すると、スーパーの市販の牛乳はおよそ16円、ジャージー牛乳は130円と、約8倍もの開きが!
この大きな価格の差は、いったいどこから来るのでしょうか。

ひとつめの違い:牛の種類

まず最大の理由として、牛の種類があげられます。
スーパーで市販している牛乳の多くは、白黒模様で有名なホルスタイン種から搾られたミルク。
ホルスタイン種は現在、日本の乳牛の98.6%を占めています。
その理由は、ホルスタイン種の搾乳量の多さ。
つまり牛乳の生産効率がいいため、日本では圧倒的にホルスタイン種が優勢なのです。

一方、ジャージー牛の飼養頭数は乳牛全体の0.8%、約1万頭とごくわずか。
北海道のほか、岡山県蒜山高原や熊本県阿蘇郡小国町などでの飼養が有名です。
ジャージー牛はホルスタイン種と比べて約3分の2という小柄な体型で、乳量もホルスタイン種の約7割程度しか搾乳できません。

こういった希少性から、ジャージー牛乳の価格がホルスタイン種よりぐっと上がっているのもわかりますね。

ふたつめの違い:栄養価

違いは、ただ希少というだけではありません。
ジャージー牛のミルクは、ホルスタイン種のそれより栄養価も高いのです。
牛乳の味わいを決めるという「乳脂肪」「乳タンパク」「無脂乳固形分」のすべてにおいて、ジャージー種の牛乳はホルスタイン種の牛乳を上回っています。
これによって高い栄養価だけでなく、ジャージー牛乳の濃厚なコクと甘味が生み出され、甘くておいしいとの定評が生み出されています。

一口飲んだらふわっと牛乳の香りが口いっぱいにひろがるジャージー牛乳。
ジャージー牛乳が、ホルスタイン種の牛乳よりこんなに価格が高いことにも、ちゃんとした理由と根拠があってのことなのですね。

食べるもので身体が作られるのは、牛も同じ

食べるもので身体が作られるのは、牛も同じ

さらにジャージーブラウンのジャージー牛乳は、十勝の髙田農場で丁寧に大切に飼養されているジャージー牛から搾られています。
髙田農場では、牛の餌の主食にあたる「粗飼料」の8割を自給しているのです。

これは、牧場以外にも広大な畑がある髙田牧場だからこそ実現可能なこと。

さらに、「粗飼料」と「濃厚飼料」を合わせたすべての餌を、NON-GMO(非遺伝子組み換え)にこだわって実現。

実は、遺伝子組み換え作物は成長が早く、収穫量も増えるという点から生産効率が良いです。
しかし、環境・生態系への影響や安全性に疑問の声もあるため、髙田牧場の飼料には一切使用しません。

このように牛の餌にも徹底してこだわるだけでなく、どの飼料をどのくらいの期間、どの程度の量あげたのかなども細かく管理しています。

髙田牧場ではたくさんの厳しいルールを守り、家族のように大切にジャージー牛を育てているのです。
その理由はただひとつ、良い餌を食べると良い牛が育ち、良い牛からは良質な生乳が取れることを大切にしているから。

その取り組みが評価され、2015年には髙田牧場の搾りたて十勝ジャージー牛乳が「十勝ブランド認証」を取得。

「十勝ブランド認証」は、主原料が十勝産100%をはじめとする原材料規定のほか、衛生・品質管理の徹底、食味試験をクリアした食品を認証する制度。
安心と美味しさの証といえます。

十勝搾りたてジャージー牛乳はネットで販売中! 各地で催事も不定期開催

十勝搾りたてジャージー牛乳はネットで販売中! 各地で催事も不定期開催

このようにこだわって作られているジャージーブラウンの自慢の商品、「十勝搾りたてジャージー牛乳」。
ジャージーブラウンの商品が初めての方にぜひ味わっていただきたい一品ですが、残念ながらスーパーでのお取り扱いがなく、店頭で見つけていただくのが難しいかもしれません。

ネットサイトのショップにはジャージー牛乳のラインナップを豊富にご用意していますので、ぜひご利用くださいね。

なお、北海道や都内では取扱店がありますので、ぜひ以下のリンクよりご確認ください。

また、Instagramでは全国各地の催事情報を、不定期で発信しています。
こちらもぜひフォローして、投稿を検索してみてくださいね。

ジャージーブラウンではジャージー牛乳はもちろん、そのジャージー生乳をふんだんに使ったアイスクリームやヨーグルト、牛乳スイーツなども販売しています。

これらの乳製品も本当におすすめなので、おいしいもの好きのお友達とのおうちカフェに、自分だけのコーヒータイムのお供に、ぜひお取り寄せで味わってみてくださいね。
必ず気に入っていただけること、間違いありません。

以下の記事では、ジャージー牛乳のこだわりや特徴を詳しくまとめています。

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Megumi
Megumi

毎朝ジャージー牛乳を飲んでから出社している、大の乳製品好き。 料理が得意で、ジャージーブラウン商品を使ったレシピを日々考えています。 私のおすすめ商品は、十勝ジャージーミルキーアイスクリーム。