ジャージー牛の特徴とは? ホルスタインとの違い、美味しさの秘密にせまる

       
           

ジャージー牛をご存知ですか?
乳牛と聞いてイメージされるのは、白黒模様のホルスタイン牛ではないでしょうか。
実際に、日本の乳牛の99%を占めており、私たちが飲んでいる市販の牛乳のほとんどがホルスタイン牛から搾乳されたものです。
一方、ジャージー牛から搾乳されるミルクには濃厚なコクがあり、甘くて美味しいといわれています。
そんな美味しいミルクを出すジャージー牛とは、どんな乳牛なのでしょうか。
この記事ではジャージー牛や、そのミルクであるジャージー牛乳の特徴についてご紹介します。

ジャージー牛とホルスタインの体格の違い

ジャージー牛とホルスタインの体格の違い

まず、ジャージー種とホルスタイン種の大きな違いは、その体格です。
ジャージー牛の成体の高さは、メスで約130cm、オスで約140cm。
ホルスタイン牛と比べると3分の2ほどしかなく、かなり小柄です。

毛の色は淡いブラウンをしていて、オスのほうは少し黒みがかっています。
鼻と口の周りの毛が白いのも、ジャージー牛の特徴。
やや神経質ともいわれますが、そのぶん丁寧に飼育すると人懐っこくなるそうです。
原産がイギリス領海峡諸島のジャージー島のため、ジャージー牛と呼ばれるようになりました。

ジャージー牛とホルスタイン牛の体格の差は、そのまま搾乳量の違いにも表れています。
ジャージー牛の搾乳量は、ホルスタイン牛の約7割と少ないのが実情。
日本では現在ホルスタイン牛が乳牛のほとんどを占めているのは、乳量を優先されたから、という背景もあります。
ホルスタインが全国で約18万頭いるのに対し、ジャージー牛の飼養頭数はわずか約1万頭ほど。
1954年から導入した岡山県蒜山高原をはじめ、北海道や熊本県の阿蘇郡小国町などで主に飼養されています。

牛乳の成分や味の違い

牛乳の成分や味の違い

原産のイギリスでは、王国の御用達ともいわれたジャージー牛のミルク。
本国の紅茶愛好家のにとっては「紅茶に入れるミルクといったらジャージー牛乳」が一般的のようです。
そのおいしさの秘密は、乳脂肪と無脂乳固形分の高さにあります。

ジャージー乳の乳脂率は5%(ホルスタイン牛は3.7%)無脂乳固形分は9%以上(ホルスタイン牛は8.3%)と高く、また乳タンパクも4%近く(ホルスタイン牛は3%超)含むのが特徴です。
ホルスタイン牛と比べると、数字の違いは歴然としていますね。
ジャージー牛乳には含まれる脂肪球が大きいため、バター作りにも適しているそうです。

また、これらの乳脂肪・βカロテンにより、うっすらとした黄色みを帯びている見た目も大きな特徴のひとつ。
この色合いから、「Golden-Milk(ゴールデンミルク)」とも呼ばれてきました。
このように高成分で栄養価に優れているのが、ジャージー牛乳の魅力でもあります。
これらの理由により、ジャージー牛乳には一般的なホルスタイン種からの牛乳に比べて、濃くまろやかな甘みが生み出されているのですね。

一口飲むと、後に牛乳の香りがふわっと広がるジャージー牛乳。
そのためついゴクゴクと飲み干したくなるおいしさですが、そのまま飲むだけでなく、お料理やデザートに使うのもおすすめです。
牛乳本来のコクと甘さが広がり、他の材料のうまみをぐっと引き立ててくれます。

髙田牧場のジャージー牛にかける思い

髙田牧場のジャージー牛にかける思い

ジャージーブラウンの乳製品は、北海道の乳製品工場「十勝ミルキー」で作られています。

そして、十勝ミルキーには髙田牧場で大切に搾乳されたミルクが運ばれてきます。
酪農が盛んな十勝は、日本で一番日照時間が長い地域。
そこで太陽の光をたっぷり浴びて育った牧草は、ビタミンやカロチンが豊富に含まれているため、牛たちにも栄養価の高い牧草を与えることができるのです。

髙田牧場がこだわっているのは、牛の主食にあたる粗飼料の8割を自給していること。
飼料を自分たちで育てることで良い牧草ができ、良い牧草を食べて良い牛が育ち、良い牛から良質な生乳が搾れる…この工程を徹底しています。
主食にあたる粗飼料だけでなく、副食にあたる濃厚飼料まで、すべての餌をNON-GMO(非遺伝子組み換え)にこだわっているのも大きなポイント。
遺伝子組み換え作物は成長が早かったり、収穫量が多かったりと農業の生産効率は高いのですが、環境・生態系への安全性に疑問の声もあります。

髙田牧場では、牛の飼料にはどの飼料をどのくらいの期間、どのくらいの量をあげたかなど、牛の健康状態も細かく管理。
効率重視ではなく、たくさんの厳しいルールを守って、家族のように大切にジャージー牛を育てているのです。

美味しくてエコにも貢献。ジャージーブラウン髙田牧場

美味しくてエコにも貢献。ジャージーブラウン髙田牧場

この記事では、ジャージー牛とホルスタイン牛の比較、それぞれの牛乳の栄養分や味の違い、さらにはジャージーブラウンでの乳製品を生み出す源となる「髙田牧場での飼養のこだわり」などの情報を一覧できるようにまとめました。
丁寧に育てられたジャージー牛のミルクから作られた乳製品にも、添加物を極力入れないなどのこだわりをみせます。

ジャージーブラウンは、これらの自慢のジャージー牛乳や、その生乳を使ったアイスクリームやヨーグルト、アイスクリームや牛乳スイーツなど、自慢の乳製品を全国のみなさんに販売、お届けできるのが一番の喜びです。
ご家庭へのお取り寄せはもちろん、特別なギフトやプレゼントなどにもおすすめですよ。
味わう際にはぜひ地球環境への配慮にも思いを馳せていただき、自慢の乳製品を1人でも多くの方に楽しんでご利用いただけたら、こんなに嬉しいことはありません。

商品の中でも、このジャージー牛乳だけを使用した「十勝ジャージーミルキーアイスクリーム」は本当におすすめ。
ご自身へのご褒美デザートに、大切な方への贈り物に、ぜひ召し上がってくださいね。

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Megumi
Megumi

毎朝ジャージー牛乳を飲んでから出社している、大の乳製品好き。 料理が得意で、ジャージーブラウン商品を使ったレシピを日々考えています。 私のおすすめ商品は、十勝ジャージーミルキーアイスクリーム。